MS-DOSにおける作業手順

グリーンの表紙の本(『PICマイコン製作集』)では、MS-DOSの作業手順の説明が不充分でした。
以下に説明しますので、参考にして下さい。

1)まず、「マイ コンピュータ」か「エクスプローラ」を使って、ドライブC(C:)にフォルダを
  作ります(フォルダ名は自由、ここでは「PIC」とする)。
  以下、文字は半角の英数文字で入力します。大文字でも小文字でもかまいません。
2)このフォルダに、「PA.EXE」、「16F84.H」 および、アセンブルしたいASMファイル(例えば、
  「TEST.ASM」)をコピーします。
3)「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」の「コマンド プロンプト」を起動します。画面には、
  C:¥○○○¥○○○>_
  という表示が現れます。
   「CD.. (E)」 と入力します。(E) は「Enter」キーです。
  C:¥○○○>_
  となります。再度、
  「CD.. (E)」 と入力します。
  C:¥>_
  となります。そこで、
  「CD PIC (E)」 と入力します。
  C:¥PIC>_
  となります。これで準備完了です。
  「PA TEST (E)」と入力すれば、「TEST.ASM」がアセンブルされて「TEST.HEX」ができます。

あとは、すぐ上の「PA.EXE」をWindows2000、XPで活用するにはを参考にしてください。

以下は、気が向いたらお読みください。DOSに関する話です。
「CD」 はChange Directoryの意味です(かつてはフォルダのことをディレクトリと言った)。「CD..」は
今いるディレクトリから一つ上のディレクトリへ移動するという意味です。
「DIR (E)」 と入力すると、今いるディレクトリの中身を表示させることができます。
DOS ではファイルの操作をする命令がいくつもあって、いろいろなことができます。
上の、1)、2)も勿論すべてMS-DOSでできます。場合によっては、「エクスプローラ」よりも手っ取り早い
ということもあります。最近では、DOSで何かをやるということはほとんどなくなりましたが、もしも関心が
ありましたら、トップの 「その他の情報」→「MS-DOSについて」 をごらんになってください。

                                              

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