『わかるPICマイコン制御』・・・本書の特徴

★本書は、マイコンに関してまったくの初心者がマイコンを活用(工作物にマイコンを
組み込む)できるようになることを、一番の目標としている。

★マイコンとは何か、マイコンで何ができるか。またマイコンを使いこなすにためには
何を用意し、どのようなことができるようになればよいのか、そういったことを一から詳
しく解説している。

★マイコンの開発に取り組もうとするとき、まず何でつまずくことが多いかというと、ROM
ライタの製作とそれを働かせるためのソフトを用意することだが、本書では誰もがそれ
を間違いなくクリアできるように、キット(「秋月電子」のAKI−PICプログラマー)を用いて
いる。

★ここ数年「PIC」マイコンは書籍等で紹介される機会が増え、注目されるようになった。
興味深い製作例など数多く見受ける。初心者にはそれらをそっくり真似て作ることはで
きたとしても、果たして独自のアイデアで創作できるようになれるかというと疑問だ。
最も肝心なことは、マイコンのROMに書きこむプログラムを作るということだが、本書
はアセンブラはもとよりプログラミングがはじめてという人にも理解できるように、ページ
数をさいて平易に解説している。

★マイコンの出力をモータに伝えるための便利なICとその使い方を紹介している。した
がって、プログラム通りにモータを回転したり、止めたり、逆回転させたりすることができ
るようになり、車やロボットなどの工作物に組み込めば、思うように動きを制御できる。

★センサも数多く紹介している。たとえば物や人に反応するセンサからの情報をマイコ
ンに取り込み、それを受けてモータの回転を制御するプログラムを作れば、自立型(リ
モコンやラジコンによらない)ロボットの製作も可能だ。


                             
        

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