「MPLAB IDE」について

 「MPLAB IDE」というのは、PICマイコンを製造・販売するMicrochip社が提供するPIC
マイコンを開発するための統合開発環境ソフトです。インターネットで無償で入手できます。
ダウンロードの仕方は本の中で紹介しています。

 プログラムの作成・編集からマイコンへの書き込み(ただし、純正のROMライターを用いた
場合)、さらにはデバッガやシミュレータ(ソフトの上でプログラムを走らせてバグが無いか、
予期した通りに動くかなどを確かめる)なども備えています。非常に良くできたソフトですが、
インストールする際に必要な容量も大きく、とりあえずはマイコンに書き込むプログラムの
作成を目的とする入門者には、やや大掛かり過ぎるという感はあります。

 頻繁にバージョンアップが繰り返されており、12116月現在V8.70です。Ver6以降は
パソコンのOSがWindowsMe以後のものを必要とします。Ver6以降は入門者にってはそれ
ほど大きな変化はありません。なお、Ver7以降はWin2000以降が必要のようです。

 一番の問題は日本語の入力の仕方、表示のされ方(日本語はプログラム内にコメントと
して書きますが、不可欠というわけではない)です。ソフトのバージョンおよびOSによって、
様々に異なります。実際にやって確かめてみるしかないでしょう。

 ここで用いられる言語は基本的には「MPASM」と呼ばれるアセンブラです。PICマイコン
本来の言語というべきものです。

下の写真は「MPLAB IDE」を起動した画面です。シミュレータを実行して各種ウインドウを
表示する場合は、画面の大きなパソコンの方がやりやすいです。

                                         
                                                       

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