PICマイコンの開発はどのように行われるのか
マイコンにプログラムを書き込み、目的の動作を実行するマイコンに
仕上げることを、開発するという言い方をします。
<開発のためのフローチャート>
この流れの中で、@、A、Bにおいてどのような方法を用いるかで違いが出てきます。
@およびAに関して
プログラムの作成に用いる言語には、
・BASIC(最も分りやすい基本的な言語だがスピードの点で劣り、場合によっては
マイコン本来の機能を使いこなせないこともある)
※今では、Cに匹敵する「BASIC
Pro」 という優れたBASIC言語もある。
・C(高級言語で優れているが少々分かりにくく、初心者にはとっつきにくい)
・アセンブラ(最も原始的で命令の数も少なく覚えるのは楽だが、プログラムは作成
しづらい)
などいろいろあり、それぞれに長所、短所があります。本来PICマイコンではアセンブラを
用いるのが一般的ですが、最近ではC言語での解説本も多く見られます。マイコンでは
BASICは少々特殊と言えます(上記※の通り)。なお、いずれの場合も、パソコンを用います。
Bに関して
マイコンのROM(プログラム用のメモリ)にマシン語のプログラムを書き込むための装置を
一般にROMライターと言いますが、これもいくつかのメーカーから製品が売り出されています。
PICマイコン製造元のMicrochip社から売り出されている「PIC
KitU」が代表的ですが、
TOPで紹介している書籍では、いずれも秋月電子の「AKI−PICプログラマー」(キット、
ただし現在では完成品も売られている)を用いています。ここでもパソコンが使われます。