アセンブラ(MPASM)を用いて16F84Aでどこまでできるか

 16F84AはPICの中でもっともシンプルなデバイスであるために、いわゆる高度な機能は
持ち合わせていません。前項の各種通信に関しても然りです。

 ところで前項の各種通信は、活用する側のPICは高度なデバイスを用いる必要がありま
すが、通信の仕組みはそれほど複雑ではありません。I2Cはやや込み入っていますが、
USARTおよびSPIはかなり単純です。しかもハード的に何かを備えていなければできない
とうこともなく、ソフト(プログラム)で実現可能です。
 現に、上で紹介した高級言語のCやBASICでは、16F84Aで、上記の各種通信を可能に
しています。
 ということは、それらの言語がアセブラを元に作られたことからして、アセンブラでも可能
のはずです。下に紹介している本では、そうしたことを紹介しています。

 なお、A/D変換や、タイマー1、タイマー2を使って行う機能は、ハード(そのための回路)
が必要なので、16F84Aでは実行不可能です。

inserted by FC2 system